学生インターンを中心として、高速PDCAで改善を続けるメディア運営とは。

株式会社トモノカイでは、大学生向け総合情報サイト「t-news」においてKARTEをご利用いただいています。

今回は、学生インターンが半数にもなる環境でどのようにKARTEを活用していただいているか、学生メディア部門の野口様、捧様にお話を伺いました。

大学生の大学生による大学生のための求人サイト

— トモノカイについて教えていただけますか。

野口:私たちの会社は東大家庭教師トモノカイという、東大生をはじめとした難関大生の家庭教師紹介事業からスタートしました。

大学生に案件や募集をお伝えするメールマガジンを配信していたのですが、そこから派生して大学生へバイト全般を紹介する「t-news」というメディアが生まれました。

「t-news」では、数あるアルバイトの中から大学生の生活にあうものを厳選して掲載しています。

お金だけの観点ではなく、例えば選挙バイトなど社会人になる際に経験として活きるものや学びが活かせるものなど、アルバイトを通してどんな価値が得られるのかも同時にお伝えできるよう工夫しています。

ただ求人を掲載するだけでなく、実際の大学生の声を取り入れたアルバイトコラム等も通じて、「アルバイトに何を求めるのか、働くことを通じて何を得たいのかに気づいてもらう」という、求人媒体ではお伝えすることが難しい部分も伝えていこうとトライしています。

また、学生目線のアルバイトの体験談やランキングを通して、大学生が相互に職場を推奨するプラットフォームを醸成すべく日々成長を続けています。

— 学生向けのメディアは学生の気持ちがわからないと運営が難しいと思いますが、どのように運営されているのでしょうか。

野口:東大家庭教師トモノカイの立ち上げ期は、学生と一緒に作るという文化がありました。その文化が語り継がれて、今もここで大学生として働いてくれているインターンは多いです。

今でも、全体では社員と同じくらいの大学生が働いている時もあります。学生メディア事業ですと、社員数より多い人数の大学生が働いていますね。

大学生に向けたサービスや事業に取り組んでいる以上は、『大学生のことを知っているのは大学生でしかない』という考えで多くの大学生にインターンで働いてもらっています。

インターンで入社してくれた大学生には、自分のやりたいことを見つけてもらったうえで、トモノカイで過ごす期間中にやりたいことを実現するためのスキルやマインドを身に着けてもらいたいと考えています。

— 学生向けメディアならではの体制で進めているのですね。現在のチームで取り組んでいる内容を教えてください

野口:私は、入社後にさまざまな業務の部門を立ち上げて、渡してということを繰り返していました。現在は、グロースハックチームで、ユーザーのサイト訪問後のサービス体験改善、サイト内の内部回遊などをメインに担当しています。

その他にも、メルマガ配信やLINEのメッセージの配信といったプッシュメディア周りのオペレーションもやっています。

捧 :2017年の4月にトモノカイに学生スタッフとして入社し、内部回遊をユーザー視点で改善していくという仕事をKARTEを活用してやっています。

マーケティングの経験があったわけではないのですが、友人の紹介で「トモノカイは圧倒的に成長出来る環境」というのを聞き、マーケティングがやりたいと思って入社しました。当初は、数字もまったくいじれないし、パソコンも持ち歩かないような学生だったんですけど、今ではKARTEを活用できるようになりました。

ユーザーの可視化が大きかった

— KARTE導入のきっかけを教えてください。

野口:KARTEの導入以前からDMPを利用していました。サイトの改善も一部できるDMPなのですが、それ以外のところに対して手を加えることが出来ないので、改善のスピードがあがらないという課題がありました。

サイト改修自体も外部に依頼しているため、すぐに改善できるという環境ではなく、3ヶ月程度に1回大きくサイトを改修して、様々な改善をそこで試すというやり方でした。

そのため、ユーザーの各ページの中での体験、ページからページへの遷移など、離脱に至るまでのユーザーの体験を全体で見て、横断的な改善活動を小さいサイクルで回したいと思ってもできなかったのです。

このスピードの問題を解決し、短期的ではなく長期的な効果を追求できるサービスを探す中でKARTEに出会いました。

— 他のサービスも検討されたそうですが、KARTEが選ばれたきっかけは。

野口:パートナーとして一緒に動いてもらえるかどうかというのを重視していました。

すべてをサポートしてもらうということを期待しているのではなく、仮説の構築はこちらでやった後に、「これをしたい、これは実現できるかどうか」と相談して、実現可能かどうかだけでも教えてもらえればいいという観点でした。

KARTEについては、普段のサポート体制がしっかりしているということが分かったり、サポート担当の方も知識が豊富で実際に手を動かすことが出来る方だったので、そこはとても安心したポイントです。他のサービスとの違いを感じた部分ですね。

— KARTEを使い始めたときの感想を教えてください。

捧:HTMLとかCSSとかを学びながら同時にKARTEも触り始めました。そのような状況でわからないことばかりの時でも、サポートの方に問い合わせたらすぐに返事をもらえて、非常にテンポ良く施策のPDCAサイクルが回せたというのを覚えています。

管理画面内に魅力的な接客シナリオがたくさんあったり、他社事例、インタビューもあったので、そういった施策を自分でも実現したいと思い、日々ワクワクしながら使っていました。

野口:個別のユーザー単位での動きを見たことが今まで無かったので、KARTEのユーザー詳細を見た時に、サイトでまずいことが起こっているというのをリアルに感じました。

今まで課題に感じていなかった画面でユーザーが離脱している事や、サイトの中でつまづいているということが見えてきて、ユーザーを可視化して知りたい情報がシンプルに知れたのは一番大きかったですね。

毎日施策に取り組み、振り返る

— 実際にKARTEで実施した施策を教えてください

捧:機能の認知と活用支援を合わせた施策が成功事例としてあります。

検索機能を自社のシステム改修でリニューアルしたのですが、告知してもなかなか検索回数が増えない、利用数が伸びないということがありました。そこで、KARTEを利用して改善をおこないました。

まず、検索ワードの組み合わせで検索できるということを訴求しました。ただ人気のキーワードを出すのですはなく、そのキーワードの組み合わせで検索できるという気づきを与えつつ、そのままボタンから検索結果に飛ばしてあげるという施策です。

結果、検索回数が約7倍まで増えたワードもあり、検索回数の向上に効果がありました。

キーワードの組み合わせで検索ができることを伝える接客例

また、エリアを入力していないユーザに「エリアを入力してね」というポップアップで訴求もしたので、さらにまたエリアも入れて再検索してくれて、検索数がどんどん伸びました。

その後の改修で、会員登録情報から住んでいる所在地が分かっている場合にはその情報をKARTEで取得し、ページを遷移させる時にちゃんとその人が住んでいる地域を検索するという施策にも取り組み、進化させています。

別の施策では、マイページは大学別の情報や限定バイトの情報が載っているのに、その魅力が伝わりきれてないんじゃないかという仮説を立てて、その魅力を伝える施策を行いました。

マイページについて、会員直後のユーザーに教える接客例

デザインを捧さんが自ら作成し、A/Bテストを繰り返した

バイト診断の施策も実施しました。バイトで自分が何をしたらいいのか分からない、合うバイトが分からないという人向けに簡単に診断をしてあげて、どういうバイトがその人の思考やライフスタイルに合うかを提案しました。

診断に回答していくと、オススメのバイトを教えてくれる接客例

学年、学部、時期によっても状況は変わってくるので、パーソナライズしてあげることが大事でした。その診断を行ったところ、1週間後マイページの再訪率は10倍以上になり、翌日の再訪率も約3倍になりました。

バイト診断によって、「t-news」の価値も分かってもらえたと思いますし、マイページにも興味を持ってもらえたのかなと思います。

野口:KARTEの成功事例や用意されているシナリオなどを参考にしながら、自分たちのサービスに合う形で作り直し、それを配信していくということをしています。

こういう施策を毎日1回以上は取り組み、その振り返りを毎日行なっています。その結果、元に戻すのか、新しい施策を試すのかといったことをチームメンバーと話していますね。 

KARTEでは施策の配信を停止することで、簡単に元の状態を復元することができるので、きちんと効果検証をしようという文化が生まれているのかなと思っています。

これらを実現するためにもまずは周囲を巻き込むこと、その施策に対して評価をしっかりすること、これを一つずつでいいから確実にすることをチームとして意識しています。

小さく試す、パクってもいいから一回試してみることも大事です。成功事例があれば、素直に参考にさせてもらいつつ試して自分なりのエッセンスを後から加えればいい、という意識を持つようにしています。

— 既にたくさんの改善施策に取り組ませれていますが、これからの展望を教えてください。

野口:会員情報をより密に連携させていこうと考えています。これからは会員IDをベースにデータをインポートし、さらなるセグメントの切り分けと接客サービスのパーソナライズ化を行っていく予定です。

元々私たちは、会員登録情報として、中学受験をしているか否か、帰国子女かどうか、大学・学部はどこか、最寄り駅はどこかなど、大学生に関わる情報はデータベースとして豊富に持っています。

この情報を元に毎日メールマガジンを配信し、その際に細かくセグメント分けを行なっていたので、そのナレッジをKARTEに活かしていきたいと考えております。

こうしてよりパーソナライズ化した体験を提供していくことで、何度も「t-news」を利用してくれ、友人に「t-news」を勧めてくれるようなロイヤルユーザーの育成等、長期的な効果を生み出したいと考えております。

捧:ユーザーのバイト探しにもっと寄り添うことができるような、共創メディアを目指していきたいと考えています。

大学生がお互い推奨しあえるようなサービスにしたいと考えているので、そのために大学生の気持ちを大学生として考えて、もっと価値を感じてもらえるようにしていきたいと考えています。


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