LINEからの購入率が6倍に!「KARTE for LINE」で集客や販促につながるコミュニケーションを実現する方法とは?

今回は、企業がLINEを活用する上での注意点を踏まえ、KARTEと組み合わせてより顧客に寄り添うコミュニケーションを実現する「KARTE for LINE」について紹介します。

国内の月間利用者が8,200万人(※2019年10月30日時点)、利用者のうち86%の人が毎日利用するコミュニケーションアプリ「LINE」。

ユーザーのアクティブ率が高く、1対1でコミュニケーションを取れることから、集客や販促に同サービスを利用する企業が増えています。有料のビジネスアカウント「LINE公式アカウント」に加え、無料で開設できるビジネスアカウント「LINE@」も提供しています。

今回は、企業がLINEを活用する上での注意点を踏まえ、KARTEと組み合わせてより顧客に寄り添うコミュニケーションを実現する「KARTE for LINE」について紹介します。

LINEアカウント運用で気をつけるべきこと

弊社が2019年2月にLINEユーザー1,035名に行った調査では、「企業のLINE公式アカウントを登録を中止した理由」について、およそ70%のユーザーが「メッセージの頻度が多すぎたから」と答えています。

他には「メッセージに自分の欲しい情報が含まれていなかったから」や「同じような情報ばかり送られてきた」「自分とは関係ないメッセージが送られてきた」などの理由が続きました。

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LINEを通じて商品やサービスを購入したユーザーに理由を聞いたところ「メッセージの内容が自分に合っていたから」が85%を占めました。

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LINEを集客や販促に活用するために必要なステップ

これらの結果からは、顧客のニーズや興味関心を無視したメッセージに対し、ネガティブな感情を抱いていることが伺えます。適切なタイミングを見極め、興味関心に合わせたコミュニケーションを図るには、どのようなポイントを押さえておく必要があるのでしょうか。

  1. ユーザーニーズの仮説を立て、配信対象を絞る

まずは、ユーザーの属性や行動に合わせて、配信対象をセグメント分けしましょう。ユーザーの求めている情報やニーズの仮説を立て、メッセージ内容を検討します。

例えば、販促を目的にECサイトでLINEを利用している場合。一度商品を購入したユーザーには、リピート購入を後押しするメッセージを送る。あるいは、初回訪問のユーザーには、気に入った商品を見つけやすいよう、サイトの使い方についての情報を送るなどが考えられるでしょう。

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  1. ユーザーの熱量がもっとも高まるタイミングで配信する

商品購入やサイト訪問など、ユーザーに何かしらの行動を促すメッセージを送る場合、ユーザーの熱量がもっとも高まるタイミングを把握することが重要です。

初回訪問のユーザーであれば、会員登録後が最も購入への熱量が高いと考えられます。一度商品を購入したユーザーには、商品を購入してすぐよりも、商品が届いた後の方が、リピート購入への熱量は高いかもしれません。

KARTE×LINEでユーザーに合わせたコミュニケーションを実現

ユーザーを知り、適切なタイミングに合わせてコミュニケーションするためには、どうするのが良いのでしょうか。

KARTEがLINEと連携して提供するソリューション「KARTE for LINE」は、複雑な設定なしで、ユーザーに合わせたコミュニケーションを実現します。有料のビジネスアカウント「LINE公式アカウント」、無料で開設できるビジネスアカウント「LINE@」の両方で利用できます。

ユーザー行動でセグメント

KARTE for LINEでは、ユーザーの属性や、サイト・アプリ上の行動をもとに、ユーザーをセグメント分け、送信するメッセージの内容やタイミングを最適化できます。

来訪回数や購入回数、「カートにアイテムが入ったまま」、「カート内のアイテム合計金額が〇〇円以上」など幅広いセグメントを設定できます。

社内外のツールに蓄積されたデータをKARTEと統合する「KARTE Datahub」を併用すれば、企業に蓄積されている過去のユーザーの購買データやアンケートデータ、NPSスコアなどもセグメントに利用できます。オンラインのデータのみならず、オフラインの店頭でのPOSデータなども連携できます。

NPSの高い顧客にクーポンを送付する、実店舗に来店した顧客におすすめ商品をを通知するなど、より顧客に合わせたコミュニケーションが可能です。

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ユーザー行動を配信トリガーに

KARTE for LINEでは、特定ページの閲覧や商品の購入など、ユーザーの行動を配信トリガーに設定できます。行動を取った瞬間だけでなく、数時間後や数日後などにメッセージを配信(遅延配信)することも可能です。

例えば、ECサイトで初回購入前のユーザーがカートに商品を入れ、決済にいたらなかった場合。そのユーザーがカートに商品を入れた1時間後に、購入を後押しするメッセージを送信できます。

実際にECサイトで、一斉送信からユーザーごとの遅延配信に変更した結果、クリック後購入率が2.16%から13.94%と、6倍以上になった事例もあります。

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配信トリガーや遅延配信など、複雑なカスタマイズも、KARTE for LINEならウェブサイトに数行のコードを埋め込むだけで、エンジニアなしで実装できます。

豊富なアクションテンプレート

LINEを通じて送るメッセージも簡単にカスタマイズ可能です。KARTEに用意されている豊富なテンプレートを用いて、アンケートやキャンペーンもエンジニアやデザイナーの力を借りずとも、気軽に実施できます。

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業種や課題に合わせたソリューションを提供

以下では、KARTE for LINEを活用し、一人ひとりに合わせたコミュニケーションを実現した事例を紹介します。

居住地や天気に合わせてメッセージを最適化

注文住宅の設計を手がけるフリーダムアーキテクツデザインは、LINEで全国各地の見学会の情報を送っていました。開催地域外のユーザーにも一斉送信していたため、「不要な情報を受け取った」と感じたユーザーがアカウントをブロックしてしまうケースが多く発生していました。

そこで、KARTE for LINEを用いてLINE IDとブラウザの閲覧情報を紐づけ、取得した位置情報をもとに、見学会に参加できる地域に住むユーザーのみにメッセージを送りました。

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地域ごとの配信によって、LINE@アカウントのブロック率を半分以下の約10%まで減少させることに成功しました。

詳しくはこちらエリアデータをもとに居住エリアのイベント情報をLINEで通知(フリーダムアーキテクツデザイン)

企業からのメッセージをリアルタイムにLINEで通知

求人サイト「Green」では、ユーザーに対して採用担当者からのスカウトやメッセージを、メールで通知していました。しかし、メールを頻繁に見ないユーザーには閲覧されづらく、よりユーザーが閲覧するツールであるLINEの活用を検討していました。

そこで、同社は選考の進んでいる企業からのメッセージが届いたタイミングで、LINEに通知を送りました。LINEに通知する企業からのメッセージにフィルターをかけているのは、あらゆる企業からのスカウトやメッセージを通知すると、大量にメッセージが届き、ユーザーが煩わしく感じる可能性が高いためです。

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重要なイベントに絞ってメッセージを届けた結果、アクティブユーザーのブロック率は10%未満に留まりました。

詳しくはこちら企業からのメッセージをリアルタイムにLINEで通知(Green)

KARTE for LINEを利用するには?

KARTEのエンタープライズ契約を利用している方

KARTE for LINEはエンタープライズ契約の有料オプションです。すでにエンタープライズ契約を利用しており、KART for LINEに興味のある方は、営業担当までお声がけください。

これからKARTEの利用を検討したい方

KARTE for LINEについて詳しく知りたい、KARTEのエンタープライズ契約を検討したい方は、こちらのページよりお問い合わせください。

LINEを使って、適切なタイミングで適切なメッセージを継続的に顧客へ届けられれば、より親密な関係を築くことができます。短期的な集客や販促のみならず、長期的な顧客体験の向上も見据え、KARTE for LINEの活用を検討してみてください。

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