Event Report

KARTE AIが描く『人とAIが共創するCXの未来』──KARTE Friends Meetup vol.41レポート

2025年11月、「KARTE AI」をテーマにしたKARTE Friends Meetup vol.41が開催されました。前半は開発チームからKARTE AIの概要や今後の開発方針が紹介され、後半は参加者同士のディスカッションでアイデアが活発に交わされました。

2025年11月、「KARTE Friends Meetup vol.41」が開催されました。今回のテーマは、10月30日に発表された「KARTE AI」です。
前半は開発チームからKARTE AIの概要や今後の開発方針が紹介され、後半は参加者同士で自由に情報交換ができるディスカッション形式で進行。
AIによってKARTEがどう進化し、自分たちの業務がどう変わるのか、期待と具体的なアイデアが活発に交わされたイベントの模様をお届けします。

人とAIが協働するCXプラットフォームへ。「KARTE AI」が目指す未来

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株式会社プレイド 野田 陽平

最初のセッションでは、プレイドの開発組織であるKARTE AI Transformation DeptでDept Headを務める野田 陽平が登壇し、「KARTE AI」の取り組みについて紹介しました。KARTEはこれまで、CXプラットフォームとして顧客を深く理解し、一人ひとりに合わせたアクションを実現することを目指してきました。この先、AIの力を借りることで、その価値提供をさらに進化させていきます。

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野田は、これまでの汎用的なSaaSという枠組みを超え、AIによって各社のビジネスや業界特有の文脈へ深く適応していく「個別の運用に寄り添うプラットフォーム」への進化を提示しました。 この構想は、KARTEというプロダクト単体で完結するものではありません。PLAID ALPHAやパートナーの専門性、さらにはクライアント独自のAI資産までをも繋ぎ合わせることで、一社一社の『やりたいこと』を共に形にしていく。そんな「共創のプラットフォーム」としての未来が語られました。
具体的には、KARTE AIは「顧客を理解する」「体験をつくる・届ける」「業務プロセスを変革する」の3つにフォーカスしていくと、野田はいいます。

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たとえば、「顧客を理解する」ための機能として、任意のフォーマットでレポートを生成し、定期レポーティングを省力化する「ナラティブレポート」を紹介。
加えて、広告効果改善を支援する「KARTE Signals」において開発中の、AIが分析のパートナーとなる「Dashboard Agent」も披露されました。これは、複雑な広告データの傾向をAIが自ら解説し、対話を通じて数値の背景にある意味を読み解いてくれるエージェント機能です。

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ナラティブレポート

Dashboard Agent

KARTE Signals Dashboard Agent(開発中)

「体験をつくる・届ける」領域では、つくりたい体験のアイデアをAIが強力に支援する、新しい制作体験が紹介されました。

KARTEのアクション機能における新しいエディタ「フレックスエディタ」は、AIエージェント機能を備えています。言葉による指示で直感的に施策を編集できるほか、エディタの使い方をAIにいつでも質問できるサポート機能も搭載。AIによる生成と、細かなこだわりを実現するGUI操作を自在に組み合わせることで、専門知識がなくても、やりたいことを迷わず形にできるようになります。

野田は、「AIエージェントが備わることで、KARTEを利用するFriendsの皆さんのアイデアを、すばやく、スムーズに、より適切な形へと変え、そのブランドらしい体験へと還元できるようになります」と、その価値を語りました。

また、制作だけでなく配信対象やトリガー条件の設定も、より滑らかになります。 まずはアクション機能において、「どのような人に、いつ届けたいか」という意図を文章で入力するだけで、AIが適切な条件を生成・反映。試行錯誤のスピードを上げ、施策を素早く改善し、育てていける環境を整えます。

こうした体験は、マルチチャネルでのメッセージ配信を支える「KARTE Message」の配信リスト選定においても同様です。配信したいターゲットの条件を文章で伝えるだけでAIが設定をサポート。チャネルを問わず、Friendsの皆さんがやりたいことを迷わず形にできる世界を目指しています。

さらに、高度なデータ活用を支える「KARTE Datahub」においても、技術的な壁を解消するアップデートが示されました。 これまではSQLの習得が必須だったクエリ作成において、やりたいことを文章で伝えるだけで、AIが複雑な条件をSQLとして生成。専門知識の有無に関わらず、誰もがデータを自在に扱い、次のアクションへと繋げられる未来を目指します。

「業務プロセスを変革する」ために開発中のものとして、KARTE APIをリモートMCP化する機能も紹介されました。リモートMCPにより、顧客分析、パーソナライズ施策の実行、コンテンツ制作、効果測定といったKARTEにおける顧客コミュニケーションの一連の業務をAIワークフロー化します。

他にも、AI標準搭載のヘッドレスCMS「Craft Cross CMS」が紹介されました。これは、リモートMCPを通じて他のAIツールやワークフローとシームレスに連携できる仕組みを備えています。これにより、コンテンツ管理から施策への反映といった運用プロセスをAIがサポートし、より少ない工数で一貫した顧客体験を届けるための土台となります。

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* 本イベントの内容は決定事項ではなく、現時点の開発チーム内における取り組みや、想定している今後の方向性を紹介するものです。内容・仕様は、予告なく変更される可能性があります。また、正式なリリースを保証するものではございません。

AIツールを利用する上で重要なデータの扱いについても言及。個人情報や機密情報がAIの学習に利用されることはない、とセキュリティ面への配慮も強調しました。

限られた時間ではありましたが、野田からKARTE AIとはなにか、今後の可能性についてご来場いただいたKARTE Friendsのみなさまにお伝えしました。

「こんなことできたら嬉しい!」AI活用で広がるアイデアの交換会

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後半は、少人数のグループに分かれてのディスカッションタイム。「KARTE AIを使って業務はどう変わる?」「2025年の振り返り」「2026年の抱負」といったテーマで、活発な情報交換が行われました。

各テーブルでは発表内容を受けて「こんな機能が嬉しい」「自社ならこう使えるかも…」といったKARTE AIへの期待を交えた会話が弾み、業界を超えた交流から新たなアイデアが生まれている様子でした。

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グループワークも終えたイベント終盤では、プレイドが提供するほかのプロダクトも紹介されました。まず、プレイドのWicleチーム担当の河内からは、AIアナリティクスツール「Wicle(ウィクル)」が紹介されました。

Wicleは、たとえば「コンバージョンが増えないが、その要因がわからない」といったWebサイト分析における課題を解決するプロダクトです。KARTEで培った分析技術を活かし、AIが数値変化とその要因を捉えます。さらに、ユーザーを「群」と「n=1」の両面から分析することで、要因を深掘りできる点が特徴です。

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続いて、Codatumチームの島田からは、BI(ビジネスインテリジェンス)ツール「Codatum(コダタム)」が紹介されました。「見たい時にデータがすぐに見られない」というモヤモヤを解消するため、SQLによる分析と可視化をシームレスに実行できるのが同プロダクトの特徴です。Codatumは、自然言語を用いてAIに分析を依頼でき、専門家でなくてもデータを活用して、次のアクションを考えられる世界を目指しています。

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KARTE AI開発チームも交えて、KARTE Friends同士でカジュアルな交流の時間

イベントの最後には、軽食とドリンクを片手に楽しむ立食形式の懇親会が開催されました。参加者同士はもちろん、登壇した野田をはじめ、普段はオンラインでのコミュニケーションが中心となるプレイドのメンバーとも直接話せる貴重な機会となりました。ディスカッションの続きを話したり、日頃の疑問をぶつけたりと、あちこちで会話の輪が広がっていました。

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今回のMeetupは、KARTE AIという新たな取り組みを共有するだけでなく、それによって生まれる可能性を参加者全員で探る場となりました。普段抱えている悩みや挑戦したいことを仲間と共有することで、明日からのKARTE運用に役立つヒントが見つかるかもしれません。次回のKARTE Friends Meetupへのご参加を心よりお待ちしております!

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