Event Report

「KARTE Friends THANKS DAY 2023」を4年ぶりにオフラインで開催。KARTE STAR 2023の授賞式も実施しました。#KARTE_Friends

4年ぶりにオフラインで開催されたKARTE Friends THANKS DAY 2023。初開催となるKARTE STARの授賞式の様子と合わせてお届けします。

2015年3月12日、KARTEは正式版の提供を開始しました。それ以来、毎年3月は周年イベントを開催しています。以前は「4周年記念パーティー」のような周年パーティとしていましたが、2021年にイベントを開催する理由に立ち返り、「KARTE Friendsへ感謝を伝える場」という意味を込めて「KARTE Friends THANKS DAY」と名前を新たに開催しました

これまでは新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインで開催していましたが、今年はKARTE Friends THANKS DAYとして初めてのオフライン開催。

今回は、そんな「KARTE Friends THANKS DAY 2023」の一幕をお届けします。

9年目のKARTEは、人と力を合わせてより多角的な支援へ

今年のKARTE Friends THANKS DAYは、アフタヌーンティー、ディナーパーティーの二部制で開催。立食形式となるディナーパーティーは、乾杯から幕を上げました。

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和やかな雰囲気の中、お集まりのKARTE Friendsのみなさんに向けて、当社代表の倉橋から8年の振り返りと、9年目に向けた目標をお伝えしました。

倉橋「KARTEもリリースから8年が経過しているので、ご一緒した時間もKARTE Friendsの皆様によってさまざまです。それだけ多くの皆様と関わることができており、現在ではプレイドグループ全体での顧客社数は744社にのぼり、KARTE Friendsの人数は約1.5万人となりました。解析したMAUは、なんと7億を超えています。これも皆様のおかげです」

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株式会社プレイド 代表取締役 CEO 倉橋 健太

倉橋「1年前のイベントでは、『もっと速く、もっと正確に』『顧客と成果を正しく把握する』『サイト外でもKARTEを』『体験の一元管理』という4つをポイントとして挙げていました。

振り返ってみると、いくつかの進捗があったという手応えがありますし、年間を通じてさまざまなプレスリリースを発表してきました。この1年の発表で印象的なのは創業以来プロダクトカンパニーとして活動してきた私たちも、プロダクトだけではない支援サービスも始めたことです。
(参考:プレイドのプレスリリース一覧

なぜ、多角的に展開しているのかというと、競争関係の変化、ユーザーの変化など、不可逆的かつ幅広い変化が生じていることが影響しています。私たちは、ごく一部の価値貢献にとどまらず、真の課題をできる限り真正面から解きたい。そのためにも、9年目もさまざまなプロダクトを提供しつつ、人的支援も含めた価値創出に挑戦します」

続いて、KARTEが展開する「KARTE for App」「KARTE Blocks」「KARTE Insight」の3つのプロダクトのアップデートについて、それぞれの担当より発表がありました。

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「KARTE for App」 Product Marketing Manager 矢ノ目亮

矢ノ目KARTE for Appは、リリースからちょうど5年が経過しました。この5年でも、モバイルアプリの市場競争は激化し、アプリに求められる体験の水準は上がっています。アプリの成長にはユーザーのエンゲージメントが求められるようになり、KARTE for Appはエンゲージメント向上を支援するために、本日メジャーアップデートを行いました

カスタマージャーニー設計機能『Journey』、KARTEで解析する1st Party Customer Data をもとにプッシュ通知やメールなど自社サービス外にいるユーザーとコミュニケーションできるマーケティングオートメーション機能『KARTE Message』、ユーザーが受信したプッシュ通知をアプリ内で一覧化できる機能『インボックス』(近日公開予定)などの機能が利用可能になります」

アプリの分析から施策実行まで|KARTE for App 資料

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「KARTE Blocks」 事業責任者 / プロダクトマネージャー

大東「サイトをブロック化してノーコードですぐに改修できるKARTE Blocksは、『リーン・サイト運営プラットフォーム』をコンセプトに掲げアップデートを重ねています。汎用的なテンプレートをすぐに利用できる「ブロックストア」や安心して編集作業を行うための改善、レコメンドなど動的コンテンツへの対応などで、引き続きサイトを直感的に編集・改修できるように磨いていきます。

また、直近はサイト改修による定量的な成果やユーザーの反応に簡単にアクセスできる体験にも着手しています。具体的には、ユーザーセグメント別に定量効果を可視化したり、生のユーザー体験を動画で再現する機能など。そこから一段深い学びや発見が生まれ、次のアイデアが生まれる循環ができれば、ユーザーにとってより価値のあるサイトにどんどんアップデートしていくことができます」

リーン・サイト運営 プラットフォーム KARTE Blocks 資料

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「KARTE Insight」 Product Manager 川島 唯人

川島「前に発表した2つのプロダクトと比べると、お披露目はもう少し先になりますが、私からはKARTE Insightの機能アップデートをご紹介します。

顧客理解のためにKARTEをご活用いただく例に、n1分析があります。これは非常に有用である一方で、私たちが目指す、"事業成長につながる顧客理解"のためには十分ではないと考えます。

新しいKARTE Insightでは、ユーザーを『群』で捉えて体験を設計し、ボリューム感や特徴を比較したり評価・把握できます。すると、群を変容させるための仮説を立てられ、再現性をもってユーザー群の変化を促すことも可能になります」

初の取り組みとなる「KARTE STAR 2023」の授賞式

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プレイドからのお知らせを終えた後は、「KARTE STAR 2023」の授賞式を行いました。「KARTE STAR」は、顧客体験向上(CX)、デジタルによる事業変革(DX)、従業員およびチーム変革(EX)に取り組むKARTE活用企業(KARTE Friends)のチャレンジを表彰する年に一度のアワードで、今回が初めての開催です。KARTEとともにチャレンジを続け、輝きを放つKARTE Friendsに進呈する賞であることから「KARTE STAR」と命名しています。す。

エントリー内容を上記の観点も踏まえて審査し、「BRONZE」「SILVER」「GOLD」と順番に表彰を行っていきました。

BRONZE STAR

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BRONZE STARには、株式会社ビタブリッドジャパン、ユニフォームネクスト株式会社、住信SBIネット銀行株式会社、NoCodeJapan株式会社、ピップ株式会社、株式会社マイベスト、株式会社アーバンリサーチ 柳川 翼氏(個人エントリー)、北川 恵理子氏(個人エントリー)が選出されました。

SILVER STAR

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SILVER STARには、キラメックス株式会社、LINE株式会社、大阪ガスマーケティング株式会社、株式会社KG情報、株式会社アーバンリサーチ、レンティオ株式会社が選出されました。

GOLD STAR

そして、今年最も輝いたGOLD STARに選出されたのは、株式会社JTB、株式会社雨風太陽、エン・ジャパン株式会社の3社。3社のKARTE Friendsの方々には、KARTE STARのオリジナル法被を着てステージに登壇いただきました!

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株式会社JTBでは、JTB公式サイトにおけるインフラのような役割として多岐にわたりKARTEをご活用いただいています。
全国旅行支援における予約システムの開発では、直前に仕様が決まり連日要望も変わる中、即日リリースが求められる状況でした。そんな中、エンジニアを中心とした100本を超えるA/Bテスト・サイト改善活動を実施し、大幅な売上向上に寄与しました。

また、半年で2名のメンバーが経験ゼロからフロントエンドエンジニアになるまでに成長するなどKARTEを社内メンバーのキャリア形成のきっかけとしても活用していただいています。

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株式会社雨風太陽では、食材の産直EC「ポケットマルシェ(ポケマル)」のユーザー分析・CX戦略を考えるプロジェクトを実施。KARTEで取得した数万の顧客の行動データを元に、ポケマルのお客様が重視することやLTVの高いお客様の特徴などが明らかになりました。

こうして得られた顧客理解の内容を利用促進のキャンペーンに活用するだけではなく、雨風太陽社の全社員やポケマルの商品を出荷する生産者様など、全ステークホルダーに共有し、顧客理解を深めました。この顧客についての共通の視点は、社内のCX向上に関するさまざまな動きの活性化にもつながりました。

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エン・ジャパン株式会社では企業の採用支援ツール「engage」の運用において、求人企業がサービスを利用する際のお困りごとの解決・サポート強化などにKARTEをご活用いただきました。求人数や売上などのビジネス指標の向上につながるとともに、チームメンバーの顧客理解の習慣化や問い合わせ対応時間の削減、ページ改善スピードの短縮などの業務の改善にもつながりました。

GOLD STARを受賞した3社の事例は、いずれも事業や組織に大きなインパクトを与えるものばかり。どのようにKARTEを活用して、CXやEXの向上に取り組んだのかは、後日改めてCX Clipでもお伝えする予定です。お楽しみに!

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KARTE STAR 2023 ドキュメンタリームービー

久しぶりにリアルな場でのKARTE Friends同士の交流も盛況!

後半の交流タイム中には、プロダクトのアップデートを発表したチームをはじめ、KARTEの様々なプロダクトチームが会場内ブースで、KARTE Friendsに向けて機能や使い方についての説明を行っていました。

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交流タイムの会場内ではあちこちで名刺交換が行われ、KARTE Friends同士がつながっていく光景が広がりました。KARTE Friends提供の景品が当たるガチャガチャ抽選もあり、盛り上がりを見せていました。

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交流は大いに盛り上がり、KARTE Friends同士、時折プレイドのメンバーも交ざりながら、近況の確認や互いの知見の交換、気になる事例についてなど、さまざまなコミュニケーションが行われていました。

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2019年以来、4年ぶりとなったオフラインでのイベント開催。会場には、昼と夜との二部合わせて、250名を超えるKARTE Friendsのみなさんが集まってくださいました。

とはいえ、今回直接お会いできたのはKARTE Friends全体のほんの一部の方のみ。改めて、この場を借りてKARTE Friendsのみなさまへの感謝をお伝えさせてください。

ともにさらなる価値を創り出していくために、9年目のKARTEもよろしくおねがいします!

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当日の様子を動画にまとめました。

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