思い出に残るサービスだからこそ特別な体験を。アソビュー!ギフトがKARTEとともに実現するCVR改善とCX向上
アソビューでは「アソビュー!」に掲載されている体験の中から、厳選したカタログギフトやギフトカードを販売するサイト「アソビュー!ギフト」にKARTE Entry Series for ECを導入。アソビューで体験ギフト事業責任者を務める高羽勇気さんにKARTE Entry Series for ECの導入効果や、今後実現したいことについて伺いました。
「生きるに、遊びを。」をミッションに、事業をおこなうアソビュー株式会社(以下、アソビュー)。休日の便利でお得な遊び予約サイト「アソビュー!」を中心に、国民の総遊び時間を増やす取り組みを進めています。
アソビューでは「アソビュー!」に掲載されている体験の中から、厳選したカタログギフトやギフトカードを販売するサイト「アソビュー!ギフト」にKARTE Entry Series for ECを導入。「アソビュー!ギフト」では、アウトドアアクティビティやおうちで楽しむ体験キッドなど、大切な人にさまざまな体験をギフトとして贈れます。
アソビューで体験ギフト事業責任者を務める高羽勇気さんは、KARTE Entry Series for ECについて「担当の方が伴走してくれるウェブ接客ツール」だと話します。高羽さんにKARTE Entry Series for ECの導入効果や、今後実現したいことについて伺いました。
「アソビュー!ギフト」にKARTE Entry Series for ECを導入した理由
はじめに、貴社のミッションと事業内容について教えてください。
「生きるに、遊びを。」をミッションに、精神的・物理的な豊かさが満たされてきている中で、心の豊かさを追求しています。当社はミッションドリブンで経営されている会社です。
生活で大事なことに「衣食住」がありますが、私たちはそこに「遊」を加えていきたいと考えています。
休日の便利でお得な遊び予約サイト「アソビュー!」を運営しており、こちらはご自身でレジャーを楽しみたい方向けのサイトです。
私が担当しているのは、贈り物として体験をプレゼントする「アソビュー!ギフト」になります。コロナ禍当初はレジャーをメインに押し出しており、売上はかなり落ち込みましたが、現在は伸びています。伸びた理由としては、おうちで楽しめる体験キットや日帰りの遊びを増やしたからです。
ユーザーにインタビューをしたところ、「子どもたちが出かけられず、ストレスが溜まっている。発散する場所がなくて家族も困っています」といった声をいただきました。でも考えてみたら、思い出は家の中でも作れますよね。そこで、ものづくりやお料理体験など、おうちでできる体験キットを開発しました。外での体験だけではなく、おうちでの体験を贈れるようにして、お客様の課題解決に取り組みました。
コロナの影響で遠方への旅行は減り、昨今徐々に回復の兆しが見えてまいりました。引き続きマイクロツーリズムと呼ばれる近場での日帰り旅行は伸びています。私たちのサービスでは、ホテルでのアフタヌーンティーやレジャー施設の体験ギフトも用意しています。また、体験ギフトは結婚などのお祝いの贈り物にも相性が良いです。2人で楽しめる「EXPERIENCE GIFT PAIR」という商品があり、カヌーやパラグライダー、ペアリング作りなどを体験いただけます。
結果、売上は昨年対比で2.5倍、母の日ギフトでは3倍くらい伸びている状況です。
KARTE Entry Series for ECを導入した理由を教えてください。
自社サイトでの集客とCVR(コンバージョン率)の改善のためです。現在「アソビュー!ギフト」は、自社サイトの他にショッピングモールへの出店など、多店舗展開をしています。その中でも自社サイトを本店と呼び、最重要の位置づけにしています。
自社サイトの課題として、集客とCVRの改善があり、特にカゴ落ち率の高さに課題を感じていました。
ただ、「アソビュー!ギフト」は少人数で運営しているので、課題に対しての対策を実施するリソースが足りないという背景がありました。そんなときにKARTE Entry Series for ECを営業担当の方からご提案いただき、導入を決めました。
導入の決め手としては、施策の立案から実施までおこなっていただける点とコスト面で導入しやすい点です。
運用の支援体制についてはいかがですか?
担当の方とは月1回くらいの頻度で定期的に打ち合わせをしており、自分たちでは思いつかない施策を提案していただいています。ナレッジとしてうまくいっている成功パターンをお持ちなので、そうした事例を横展開いただき、改善の幅が広がっていますね。
カゴ落ち対策では、カートの保持期間が過ぎたユーザーにカート落ち商品を通知したり、サイト回遊中にカートに残っている商品数をお知らせするなど、いくつかの施策を実施しています。効果検証のためにA/Bテストを実施していただいています。
私たちもできたらいいなと思いつつ、システム的に難しいと思っていましたが、実施していただけました。非常にありがたかった施策の1つです。
検索ボックスの近くに 「前回の閲覧履歴」を表示する接客例
成功体験が得られ、チーム内にも良い影響があった
KARTE Entry Series for ECが役立っている点について教えてください。
数百社に提供してきたユースケースを元に実績のある施策をテストできるうえ、レポーティングもしていただけるのはありがたいです。あと、非常に良いなと思ったのが、クリエイティブの制作や実行までしていただける点です。なかなか手が回っていないので、実行部分まで巻き取っていただけるのは助かっています。その分、集客などの施策に集中できています。
私たちはユーザーのことを「ゲスト」と呼んでおり、Web上の接客や購買体験をより良いものにしていきたいと思っています。贈り物という特別なシーンで活用いただく思い出に残るサービスですので、購買体験や接客体験は大切です。そこを一緒に伴走していただけるのは、非常に心強いです。
定量面、定性面で効果を感じていることはありますか?
定量面でいうと、自社サイト全体のCVRが約20%改善しました(2022年6月〜9月の4ヶ月間において)。カゴ落ちがボトルネックになっていたのは明らかでしたので、KARTE Entry Series for ECの効果があると思います。
定性面でいうと、行動や顧客の分析をレポーティングしてくれているので、現状把握ができてありがたいです。
これまでは集客面にフォーカスして取り組んできましたが、次はCVRの改善に取り組もうという意識になりました。これは、KARTE Entry Series for ECを活用してみて、しっかりとやれば効果が出るとわかったからです。成功体験が得られたので、ボトルネックを1つひとつ解消していけば、お客様の購買体験や売上向上に繋がることがわかり、チーム内にも良い影響がありました。
限られたリソースの中では、優先順位を考えながら施策を進めなければなりません。集客とCVRの改善の両方を進める中で、プレイドさんに伴走いただき、並行して改善できたのは価値があったと思います。
人気のキーワードを埋め込みで表示する接客例(メインビジュアル下)
今後、事業で実現したいことを教えてください。
サイトでは、カート周りや商品ページの見せ方、商品ページ上での誘導など、まだボトルネックになっているポイントがあります。データに基づいて優先順位を決めて、順番に改善していきたいです。そこに対する施策は自分たちだけで思いつかないことも含めて、プレイドさんと一緒に進めていきたいと思います。
事業全体としては、サービスとしてお客様にご満足いただけるようにしていきたいです。そのために3つの施策を進めていきます。
1つ目が贈り物をするときに、きちんと選択肢をご用意できている状態にすることです。商品もそうですし、具体的にどのようなシーンで贈るのにおすすめかを提案できるようにしていきます。
2つ目が贈ったときの満足度を高めることです。商品選びから、使っていただくところまでを含めて、UXを作っていきます。
3つ目がわかりやすいことです。体験ギフト自体がまだそれほど認知されていない状況ですし、わかりやすい商材ではないと思います。サイト上でも商品のわかりやすさを意識していきたいです。