“KARTE Winter ’18” を開催しました
KARTEの機能紹介やユーザーの活用事例の紹介のためのカンファレンス、“KARTE Winter ’18” を開催しました。
KARTEの機能紹介やユーザーの活用事例の紹介のためのカンファレンス、“KARTE Winter ’18” を開催しました。
KARTE for Appなど、いくつかの新機能を今年発表しておりますが、実際にご利用していただく中での新しい活用方法や事例ができたこともあり、その内容の共有のため、今回のカンファレンスを開催することになりました。
会場のご紹介
今回は、GINZA SIXからも徒歩10分くらいの場所にあるベルサール汐留。
300人規模の会場で、今までで最も大きい規模でのカンファレンスとなりました。
コンテンツのご紹介
今回は3つの機能において、「プレイドからのお知らせ」と「ユーザーからの事例紹介」という2本立ての形で進行しました。
今回テーマとなったのは、この3つの機能です。
KARTE for App
まずは、プレイドの棚橋よりネイティブアプリに対応し、アプリでもウェブでも一人ひとりに合わせたコミュニケーションが可能になるKARTE for Appのご紹介。
KARTE for Appに関しては、こちらの動画で概要をご確認いただけます。
事例紹介1:サンプル百貨店
株式会社オールアバウトライフマーケティングの繁岡様にご登壇いただき、「話題商品のサンプル・お試し・まとめ買いサイト サンプル百貨店」でKARTE for Appを活用した会員アクティブ化についてお話いただきました。
KARTE for Appの導入の背景には下記の課題がありました。
- 取扱商品数が急増する
- 多様なキャンペーンにスピード感が求められる
- お客様接点の拡大
さらに、自社アプリの制作も開始し、デバイスを横断してお客様の行動を見る必要があり、KARTE for Appを導入していただくことになりました。
デバイスをまたいだ利用者比較をしていただき、Webとアプリで異なる課題をサービスの改善に反映していただいた例や、インストール促進、初回利用促進、ログインインセンティブを伝えるプッシュ通知などに活用しているという事例をお話いただきました。
事例紹介2:PAL CLOSET
株式会社パルの名嶋様にご登壇いただき、2018年6月にリニューアルした「パル公式通販サイト PAL CLOSET」のアプリでの運用についてお話いただきました。
もともと、ウェブのPAL CLOSETでもKARTEをご活用いただいておりましたが、今回は対象をアプリにも広げていいただき、「ウェブとアプリのデータをつなげ顧客行動を理解したコミュニケーションをできるようにしたい」と目的で、活用していただいています。
また、「実店舗のお客様にも一人ひとりに合った接客をしたい」というのもあり、データを一人の人として捉えることで、店頭での接客もさらに良くなるという視点は興味深かったです。
KARTE Live × Talk
続いて、プレイドの佐瀬よりKARTE Live × Talkについてご紹介。
ユーザーの一人ひとりの実行動を動画で見ることができるKARTE Liveで、ユーザーの定性的情報を深く知ることができるということをご紹介。
さらに、リニューアルしたKARTE Talkと組み合わせることで実現するカスタマーサクセスを生み出すサポートについて紹介させていただきました。
事例紹介:キャリトレ
株式会社ビズリーチの藤井様にご登壇いただき、「挑戦する20代の転職サイト キャリトレ」のサポートにおける活用事例についてお話いただきました。
TVCMを開始し、急激に利用社数が増えているキャリトレ。
利用企業からの問い合わせ件数も急激に増加したが、その成長に対応するリソースが追いつかず、満足に対応ができないということに課題を感じていました。
その課題を解決するため、チャットの前にカテゴリーごとのFAQを表示し、サポートチームがチャットで回答する前にユーザーが答えを見つけられる仕組みを作り、社数が増えてもチャット数が増えないようになったそうです。
また、今後はLiveの機能を活かして、チャットだけではイメージしきれない質問内容を把握することを目指すとのことです。
KARTE Datahub
最後のパートでは、プレイドの池上より新たにリリースしたKARTE Datahubについてご紹介。
KARTE Datahubとは、KARTEと外部サービスとの間の柔軟なデータ連携を実現し、多種大量のデータを容易に収集、管理、活用するためのプラットフォームです。
事例紹介1:ストライプインターナショナル
株式会社ストライプインターナショナルの榎本様にご登壇いただき、「ファッション通販サイト STRIPE CLUB(ストライプクラブ)」における活用についてお話いただきました。
社内のエンジニア比率が0.2%だったというストライプインターナショナルさん。
そのような状況の中、下記の2点よりKARTEの導入をしていただきました。
- エンジニアがいなくてもECサイト改善を行いたい
- ECサイト改善ノウハウを蓄積したい
KARTE導入後、タイムセールへの誘導をお客様のセグメントと対象ページに合わせて出すことで効果を出すなど、お客様の気持ちに合わせた接客で効果をあげていました。
その後、「様々なデータを統合、お客様を深く理解し、接客に活用したい」ということから、KARTE Datahubの導入をしていただきました。
今までのECサイト上での売上やお客様の行動のデータだけではなく、社内のプライベートDMPとも連携することで、店舗での購入情報などの情報もKARTEの情報と紐付けることが可能になりました。
- ECサイトで購入が多いが、店舗での購入が少ないお客様には、店舗来店を促す限定オファーの入ったハガキDMを送る
- 店舗での購入が多いが、ECサイトでの購入がないお客様向けに限定クーポンをKARTEで提示
といったような、店舗とECサイトでの行動を一人のお客様の行動として捉えることが可能になったことでできる施策をご紹介いただきました。
事例紹介2:野村総合研究所
株式会社野村総合研究所の吉田様にご登壇いただき、「KARTE DatahubによるCX戦略の実践」についてご案内いただきました。
デジタルマーケティングに必要なCX戦略の紹介や事例紹介、CX検討のポイントをお話しいただきました。
また、CX戦略のためのデータ活用のこれからのアーキテクチャとして、KARTE Datahubを交えながら、下記の2つの方法をご紹介いただきました。
- 既存の基盤にDatahubを追加して高度化する方法
- DatahubをCDPとして活用し、CX基盤を新規構築する方法
ご登壇いただいたみなさま、ありがとうございました。
懇親会
カンファレンス後には、恒例の懇親会。
発表した内容にさらに興味持っていただいたので、臨時ブースも設営。
今回もKARTEユーザー同士での意見交換が盛り上がりました。
今回もKARTEグッズが人気。多くのグッズを持ち帰っていただきました。
登壇資料
今回も、KARTEの「オープンなカルチャー」に賛同いただき、資料の共有にご協力いただきました。