2024.04.18Event Report

9周年を迎えたKARTEから、皆様へ感謝を込めて。「KARTE Friends THANKS DAY 2024」開催レポート #KARTE_Friends

2024年3月6日、KARTE Friendsの皆様に感謝の気持ちをお伝えするための招待制パーティー「KARTE Friends THANKS DAY 2024」を開催しました。「KARTE STAR 2024」などのアワードの授賞式の様子も含め、当日の模様をお届けします。

KARTE Friends Meetup

2015年3月にKARTEの正式版をリリースして以降、プレイドは毎年3月に周年イベントを開催してきました。2020年以降はイベントの立ち位置を「周年パーティー」から「KARTE Friendsへ感謝を伝える場」へと変更し、「KARTE Friends THANKS DAY」を開催しています。

2024年、WITH HARAJUKU HALLにて「KARTE Friends THANKS DAY 2024」を開催。昼の部と夜の部、合計で約200名の方が参加するイベントとなりました。この記事では、イベントの様子をお届けします。

みんな、どうしてる？——KARTE Friends同士で悩みやナレッジを共有

昼の部は、プレイド代表取締役CEOの倉橋健太の、KARTE Friendsのみなさまに向けたご挨拶からスタート。

昼の部のメインコンテンツは、KARTE Friendsの皆様同士の交流タイムです。「ちょっと聞いてよ！ウチのKARTEのお悩み」「これは成し遂げたい！新年度にKARTEで達成したいこと」「みんなどうしてる？教えて御社のKARTE事情」という3つのトークテーマを用意。

テーブルごとにトークテーマを選び、リラックスした状態でKARTE Friends同士の交流を楽しんでいただきました。

KARTEが向き合う、「データ解釈の民主化」と「価値の共創」

イベントでは、プレイドから今年取り組もうとしているテーマの共有も。プレイド執行役員CTO・牧野祐己は「AI」をテーマにした発表を行いました。

昨今、目覚ましい発展を遂げているAI。牧野はAIがもたらす変化を「データと人間の関係が変わり、仕事の効率が劇的に向上する。その結果、人がやるべき仕事は『企業独自の価値を生み出すこと』に集中することになる」と語りました。

株式会社プレイド執行役員CTO 牧野祐己

牧野「AIに対する理解を深め、『AIが得意なこと』と『まだ人間の方が得意なこと』を見極めることが重要です。そのうえで、プレイドにおけるAI活用における方針は、『顧客データで顧客の解像度を上げる』。

これまでのKARTEは、『データ利用を民主化する』ためのプラットフォームでした。今後は、AIの力を活用して『データ解釈の民主化』に取り組んでいきます。すなわち、すべてのKARTE Friendsの皆様が、より簡単にデータから何かしらの解釈を得られる。そんなプラットフォームを目指していきたいと考えています」

「KARTE Friendsの皆様が、より顧客と提供価値に向き合えるよう、今後もプロダクトを磨いていきたい」と語りました。

夜の部冒頭での倉橋からの発表では、2024年のKARTE、そしてプレイドがフォーカスするテーマが語られました。

「2024年も、引き続き“皆様とともに価値を生み出すこと”にフォーカスし、より広く、深く皆様をご支援していきたい」とした上で、こんなメッセージを投げかけました。

倉橋「すべての企業が『なぜ、私たちの事業は存在しているのか』『なぜ、顧客にサービスを提供しているのか』を問われているのではないでしょうか。私たちは、“なぜ/why”を問い直す時代に突入したと認識しています。そして、『なぜ』を問い直すことは、目的に立ち返ることでもあります。

その問い直しは『顧客理解』から始まると考えています。私たちプレイドは、皆様の顧客理解の基盤となる『多様なデータを読み解き、解釈すること』に、プロダクトやサービスを通じて向き合い続けていきたいと考えています」

株式会社プレイド代表取締役CEO 倉橋健太

KARTE STAR 2024 授賞式

プレイドやKARTEの展望を共有した後は、「KARTE STAR 2024」の授賞式が開催されました。

「KARTE STAR」は、顧客体験向上（CX）、デジタルによる事業変革（DX）、従業員およびチーム変革（EX）に取り組むKARTE Friendsのチャレンジを表彰する、年に一度のアワードです。昨年の初回に続き、今年もエントリー内容を元に「GOLD」「SILVER」「BRONZE」を決定。また、特定プロダクトを用いた取り組みの成果に焦点を当てた「KARTE Blocks 特別賞」「KARTE Message 特別賞」「KARTE Signals 特別賞」を新設しました。

それでは、今年の「KARTE STAR 2024」の受賞企業を順番にお伝えしていきましょう。

KARTE BRONZE STAR 2024

BRONZE STARを受賞したのは、株式会社KG情報、サッポロホールディングス株式会社、株式会社SUPER STUDIO、株式会社TBSテレビの4社です。また、KG情報は「KARTE Message 特別賞」を、SUPER STUDIOは「KARTE Signals 特別賞」を同時受賞しています。

KARTE BRONZE STAR 2024を受賞したKG情報、サッポロホールディングス、SUPER STUDIO、TBSテレビの皆様

KARTE SILVER STAR 2024

SILVER STARを受賞したのは、エン・ジャパン株式会社（「KARTE Blocks 特別賞」を同時受賞）、株式会社グロービス、株式会社坂ノ途中、東北電力株式会社、WED株式会社の5社です。

KARTE SILVER STAR 2024を受賞したエン・ジャパン、グロービス、坂ノ途中、東北電力、WEDの皆様

KARTE GOLD STAR 2024

そして、GOLD STARに輝いたのは株式会社JTBと、Sansan株式会社でした。

2年連続のGOLD STAR受賞となったJTBは、公式サイトにおいてKARTEやKARTE Craftを活用してクーポンの在庫連携や自動運用を実現し、大幅な工数削減と売上アップを達成。また、サイトの障害発生時に生じる機会損失のリスクヘッジにも、KARTEを活用しています。事業面だけではなく、新卒採用のインターンシップや、さまざまなプロジェクトにKARTEを導入。採用・人材育成にもKARTEを有効活用しています。

KARTE GOLD STAR 2024を受賞したJTBの皆様

KARTE STAR 2024 「GOLD STAR」受賞インタビュー：株式会社JTB

Sansanは、メイン事業である営業DXサービス『Sansan』のプロダクトサイトにKARTEを導入。ユーザーの行動に応じたコミュニケーション改善で、リード獲得・商談・受注数の大幅向上を短期間で実現しました。そして、その成功体験をインボイス管理サービス『Bill One』や契約データベース『Contract One』に横展開。全社を挙げてナレッジの蓄積に取り組みました。

また、KARTEを利用した施策を実行するメンバーも段階的に拡充することで、社内体制も強化。施策を実行する中で自然と顧客視点が磨かれ、CXへの意識が向上したことで、事業全体に大きなインパクトを生み出した取り組みが評価されての受賞となりました。

KARTE GOLD STAR 2024を受賞したSansanの皆様

KARTE STAR 2024 「GOLD STAR」受賞インタビュー：Sansan株式会社

「KARTE Partner Award 2024」を初開催

「KARTE STAR 2024」の表彰後は、「KARTE Partner Award 2024」を初開催。本アワードでは、KARTEの導入や利活用の支援において、KARTE Friendsのビジネスの成長とCX変革の実現を支援した優れたパートナーを、3つのカテゴリーに分けて表彰しました。

そのカテゴリーとは、パートナー協業活動で総合的に卓越した成果を創出したパートナーを選出する「Partner of the Year」、ビジネス規模を問わず、早期の協業体制立ち上げや、活動の開始、ソリューションの開発、成果の創出を実現したパートナーを選出する「Rising Star」、最も革新的なKARTE活用事例を創出したパートナーを選出する「Innovative CX Partner」です。

Innovative CX Partner

「Innovative CX Partner」に輝いたのは、株式会社SORAMICHI。BRONZE STARに輝いた、TBSテレビへのKARTE導入および活用支援が評価されての受賞となりました。

Innovative CX Partner 2024を受賞したSORAMICHIの田中様

Rising Star

「Rising Star」を受賞したのは、株式会社メンバーズサースプラスカンパニー、株式会社mtc.の2社でした。

メンバーズサースプラスカンパニーはプレイドとともに協業プランを策定した上で、社内にKARTE専任チームの設置や、KARTEシリーズの提案を目的とした特別キャンペーンを即座に展開。販売体制の構築、リソース確保、施策と活動の実行までのスピードが評価されました。

Rising Starを受賞したメンバーズサースプラスカンパニーの藤井様

一方のmtc.は、株式会社コーセーが展開するハイプレステージブランド「コスメデコルテ」の公式オンラインブティックのリニューアルプロジェクトが評価されての受賞です。同ブランドが目指した、オンラインサイトでも店舗と変わらない接客体験の構築をサポート。mtc.はお客様とのキックオフ開始から実装までを短期間で実現しました。

Rasing Star 2024を受賞したmtc.の太田様

Partner of the Year

そして、「Partner of the Year」を獲得したのは、株式会社電通デジタルです。

同社はCX向上を目的とし、多くのお客様の事業支援をハイレベルに実行しました。KARTEとECプラットフォームを組み合わせたユニファイドコマースソリューション「One tempo」をリリースするなど、協働ソリューションの開発もリードし、あらゆるパートナー活動において総合的に卓越した成果を創出。CX改革に多大なる貢献をしたことから、「Partner of the Year」に輝きました。