自社データをKARTEでの施策に活用する|KARTE Datahub事例集 vol.2
この記事では、KARTE Datahubの活用事例のなかから「自社でためているデータをKARTEでの施策に活用する方法」をピックアップしてご紹介していきます。
この記事では、KARTE Datahubの活用事例のなかから「自社でためているデータをKARTEでの施策に活用する方法」をピックアップしてご紹介していきます。
※KARTE Datahubとは、社内外に存在する多種多様なデータをKARTEに統合し、利活用を促進することができるプロダクトです。データの分析や可視化だけでなく、ウェブ接客などのサイト上のアクション、サイト外でのあらゆる顧客接点でも活用することが可能です。
クーポン期限リマインドのプッシュ通知でABテストを実施(JapanTaxi)
- 課題
- 一定数のユーザーがクーポン未利用のまま失効してしまう
- 施策
- 自社DB内のクーポン期限失効日のデータを連携し、リマインドプッシュ通知をABテスト
- 結果
- ABテストによりクリック率が22.4%上昇
株式会社JapanTaxi様では、利用回数を増加させるためにクーポンの配布を定期的に行っています。クーポン利用率を上げるべく、期限切れ前に配信するプッシュ通知でのリマインド施策を行っていました。ですが、リマインド施策の開発に工数がかかっていたため、工数を抑える方法を検討していました。
そこで、自社データベース内にあるクーポン失効日のデータをKARTE Datahubを介してKARTEに連携、対象のユーザーを抽出してKARTEで通知することで、開発工数を抑えつつプッシュ施策を実行することができました。また、KARTEでメッセージのABテストを実施し、より効果を高めることも可能になりました。
詳しくはこちらクーポン期限リマインドのプッシュ通知でABテストを実施(JapanTaxi)|App|CX Clip
EC購入経験がないユーザーに対する購入きっかけづくり(ストライプインターナショナル)
- 課題
- 実店舗では購買しているがECサイトでは購買していないユーザーが存在する
- 施策
- EC購入経験がない実店舗購入ありのユーザーに対し、サイト上にクーポンを表示
- 結果
- 購入率が4%上昇
株式会社ストライプインターナショナル様では、実店舗での購入データや会員情報をTreasure Data内に保管しCDPとして活用しています。実店舗で購入経験があり、ECサイトに来訪するものの未購入のユーザーをKARTE Datahubで抽出し、該当ユーザーがサイトに来訪した際にクーポンをご案内しました。その結果、ゴール率を4%向上させることができました。
詳しくはこちらリクルート、ストライプインターナショナル、野村総合研究所が登壇 | KARTE Datahub Night vol.1(前編)|CX Clip
フォローした作家からのメッセージをポップアップ内に表示(Creema)
- 課題
- より「人感」のあるコミュニケーションを実施したい
- 施策
- ユーザーが作家をフォローしたタイミングで、作家からのお礼メッセージを表示
- 結果
- オンライン上でもオフラインのような「人感」のあるコミュニケーションを実現
Creemaは、ハンドメイドマーケットプレイスとして、出品している作家の方々が様々な想いやこだわりを持っている点が特徴です。そこで、顧客が作家をより身近に感じてもらうため、フォローした作家からメッセージが届く施策を実行することにしました。
作家からユーザーへのメッセージを収集し、KARTE Datahubでアプリ内ポップアップのメッセージを変数として設定。ユーザーがお気に入りの作家をフォローしたタイミングでメッセージの出し分けを実現しました。
詳しくはこちら作家をフォローした際に作家からのメッセージを表示しユーザー体験を向上(Creema)|App|CX Clip
お客様が好みの商品やコーディネートと出会えるようSTAFF START※と連携(三陽商会)
- 課題
- 商品やコーディネートの参考になる写真を増やしたい
- 施策
- 商品データやPOSにあるオフラインデータなどを連携し、STAFFSTARTでお客様の好みの商品やコーディネートを表示
- 結果
- より楽しんでお買い物をしていただくことができ、サイト内のPV数・購入率が上昇
STAFF STARTは、店舗スタッフが撮影したコーディネート写真に商品情報を紐付け、ECサイト上に表示させる機能を持つサービスです。三陽商会様では、閲覧している商品IDやスタッフID、POSにあるオフラインデータなどをKARTE Datahubを通じて、STAFF STARTと紐付けました。そうすることで、お客様の好みにあったコーディネートや、関係性のあるスタッフのコーディネートを表示することができました。
コーディネート写真を表示させたパターンは、そうでないパターンと比較して平均PV数で195%、平均滞在時間で190%と向上し、商品の閲覧から購入に至る確率も2倍近くに向上しました。
詳しくはこちらお客様が好みの商品やコーディネートと出会えるよう、STAFF STARTとKARTEを連携|CX Clip
最後に
自社でためているデータをKARTEの施策で活用する事例をご紹介しました。自社にある顧客データや商品データとKARTEで計測している顧客データに紐付けることで、より深く顧客の状況を理解したり、よりパーソナライズしたコミュニケーションが可能になります。CX Clipでは他にもKARTE Datahubを用いたデータ活用に関する事例を公開しています。ぜひご覧ください。
KARTE Datahubに蓄積した様々なデータを活用する|KARTE Datahub事例集 vol.1
自社データをKARTEでの施策に活用する|KARTE Datahub事例集 vol.2