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KARTE for App 新機能|3つのリテンションレポートでアプリの継続率を様々な切り口で分析可能に

KARTE for Appでは、プロダクトの強みである細かなセグメンテーションや行動ログを組み合わせることで、多角的にリテンションの分析が可能になる3つのリテンションレポートを新機能としてリリースしました。

アプリ運営に関わる方であれば、「リテンション率」「継続率」といった言葉には馴染みがあるのではないでしょうか。既存顧客といかに長期的な関係性を築けているかを示すものとして、アプリ運営においては新規顧客の獲得と同様、もしくはそれ以上に重要視されることが多い指標です。
本記事では、KARTE for Appの新機能である3つの「リテンションレポート」について概要をご紹介します。

参考:リテンションレートとは

3つの切り口でリテンションレートを分析する

従来のマーケティング環境では、自社アプリの全体的なリテンションの傾向(全ユーザー、既存/新規ユーザーなど)を知ることはできても、より細かなセグメントごとにリテンションを比較したり、傾向を分析することが難しく、深掘りして分析をしたり、施策の考案までなかなか繋がらないという課題があります。KARTE for Appでは、プロダクトの強みである細かなセグメンテーションや行動ログを組み合わせることで、多角的にリテンションの分析が可能になる3つのリテンションレポートを新機能としてリリースしました。

①リテンションレポート

任意の起点・ゴールイベントと、任意のセグメントをかけ合わせて期間コホート(特定の期間にXXした人、というグループ)ごとにリテンションの時系列推移をみることができるレポートです。「新機能リリース後の全体のリテンションの変化を分析したい」「特定のプッシュ通知が配信されたユーザーのリテンションの変化をみたい」など、 全体もしくは特定セグメントのリテンションの傾向や変化を捉えることができます 。また、通常リテンション率は再起動率を指すケースが多いですが、再起動のみならず、購入、カート、お気に入り登録、など任意のイベントのリテンション率を分析することも可能です。

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②セグメント別リテンションレポート

複数のセグメントでリテンション率を比較することができるレポートです。このレポートでは セグメントごとに継続率がどの程度異なるかを探索する ことができます。例えば、「機能A、機能B、機能Cの利用ユーザーそれぞれの、翌日、7日後リテンション率を比較したい」「別々のセグメントに5種類のクーポンを出し分け、リテンション率の変化を比較することで効果検証をしたい」などのケースに活用できます。また、前述のリテンションレポートと同様に、複数の起点イベント、ゴールイベントを設定することで様々な切り口でのリテンション率比較が可能です。

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③イベント発生回数別リテンションレポート

リテンション率という切り口で簡単にマジックナンバー分析ができるレポートです。「商品をお気に入り登録する」「ページAを閲覧する」などの特定イベントについて、発生回数が1回,2回,3回…9回以上の9パターンのコホートを同時に表示することで、 特定イベントが何回以上発生したらリテンション率が高いのか、など継続率向上に向けたヒントを探索する ことができます。このレポートを活用することにより、「お気に入り機能を5回以上活用しているユーザーは、5回未満のユーザーと比較してリテンション率が大幅に上がる傾向にあるので、お気に入り機能の利用回数が5回未満のユーザーに施策を配信する」などのアクションにつなげることができます。

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最後に

ここまで新機能である3つのリテンションレポートについて解説してきました。KARTE for Appでは、今後もアプリ運営に関わる皆様が様々な切り口で分析・施策のPDCAを回せるように機能を充実させて参ります。

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